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[平成17年度 全国老施協広報コンテスト]
多数の応募ありがとうございました。
受賞施設一覧・総評、リーフレット、応募用紙、募集要項等は以下のPDFファイルをご覧下さい。
受賞施設一覧・総評(広報紙部門) [PDF] 21KB
受賞施設一覧・総評(ホームページ部門) [PDF] 23KB
リーフレット [PDF] 910KB
平成17年度 広報コンテスト応募用紙 [PDF] 14KB
平成17年度 広報コンテスト募集要項 [PDF] 59KB
施設広報紙部門
最優秀賞
軽費老人ホーム 青島荘 (宮崎県)
『あおしま』
審査員コメント
平成16年度優秀賞施設。
余白、背景、太字、傾斜を生かしたレイアウトが洒落ている
紙面いっぱいに写真を使う一方で余白を上手に残し、読みやすさに工夫が伺える
利用者の生き生きとした生活の様子が伝わってくる紙面
優秀賞
ハートホーム山口 デイサービスセンター (山口県)
『Heart News』
社会福祉法人 福寿園 (愛知県)
『ひまわり』
佳作
ケアハウス ハートピア石岡 (茨城県)
『こころの楽園』
特別養護老人ホーム あさひ園 (熊本県)
『あさひ』
企画賞
特別養護老人ホーム のぞみ園 (鹿児島県)
『広報のぞみ』
審査員特別賞
特別養護老人ホーム 故郷の家 (大阪府)
『こころの家族』
総 評
産経新聞客員論説委員 岩渕 勝好
最優秀賞の『あおしま』(青島荘/宮崎県)は前回優秀賞だったが、余白、背景、太字、傾斜を生かしたレイアウトは公的な施設には珍しく洒落ている。何より題字がいい。今回は日高ワキさん(92)の力作。表紙の体操写真は、高齢者の楽しそうな表情にリーダーのダブルVサインを後からアップで組み込む大胆なアングル。楕円形の写真に斜めの目次を組み合わせたレイアウトも凝っている。特集の「介護予防座談会」もタイムリーで、入所者はもとより地域の介護予防教室参加者も発言している。ただし、白抜き文字にしたため背景が暗くなったことと、コメントが褒め言葉オンリーだったことが惜しまれる。「家族リレー」は入所者と家族の手紙のやりとりという趣向が新鮮で、色とりどりの風船を使ったメルヘンチックなレイアウトもほほえましい。しかし、ここでも感謝、感謝のオンパレード。コメントをそのまま掲載したに違いないが、読者参加の問題点として、賛美調に対する飽食感が残る。あらかじめ課題の指摘を求めておいて少し塩味を加えると甘さが引き立つ。なお、ピュアカウンセリングについては、ピアカウンセリングとの違いを説明してほしかった。
優秀賞の『ハートニュース』(ハートホーム山口/山口県)は全国ヘルスケア情報誌コンクールでも優秀賞を獲得したように、広報紙というより情報誌である。認知症診断テスト、「ぼけてたまるか」など、医療、介護、健康、生活面の情報が豊富で、わが身に置き換えて考えさせられる。あんしんハウスから保育園まで幅広いサービスを提供していることから、総花的な印象を避けるには専門的な情報が有用といえよう。同時に、業務改善課を設置し、サービスに対する意見募集の無料はがきを広報紙に組み込んだ姿勢とアイデアはすばらしい。さらに「きゃっちぼーる」で、利用者の意見を紹介し回答している。20ページに及ぶスペースが可能にした双方向のコミュニケーションで、なかなか真似のできる紙面ではない。『ひまわり』(福寿園/愛知県)は、特集のソフト食メニューが食欲をそそる。平均要介護度4・3で、普通食を咀嚼、嚥下できない入所者が増えているため、見た目のよくない刻み食ではなく、ソフト食を工夫した。「福祉の絵手紙」も、入所者や利用者に限定せず広く公募した賞金つきの珍しいコンテストである。
佳作の『こころの楽園』(ハートピア石岡/茨城県)は、にぎやかで楽しい紙面づくりで、写真やイラストも躍動感がある。『あさひ』(あさひ園/熊本県)もにぎやかでバランスの良い紙面が審査員に評価された。
企画賞の『のぞみ』(のぞみ園/鹿児島県)は、86歳の誕生日に亡くなった入所者を悼んでいる。広報紙がほとんど取り上げていない最も身近な問題に正面から向き合った。さまざまな角度から取り組めるテーマではないか。アルミ缶を集めて小学生が贈った車いすの話、「姉弟再会」「ふたりで201歳」もドラマ性がある。 特別賞は『こころの家族』(故郷の家/大阪府)。在日韓国・朝鮮人の老人ホーム「故郷の家」の活動、韓国総領事館主催のチャリティーコンサート、韓国の高齢者福祉政策の動向などを詳しく伝えている。表紙の写真が象徴的である。一枚の写真が悲劇的な歴史と人生のドラマを語りかけてくるようだ。くったくのない笑顔でVサインのポーズを決める韓国からの研修生、刻まれた皺と憂いを湛えた目に深い思いを込めて研修生の腕を抱きしめる在日一世。このコントラストはやはりモノクロームでなければならない。
ホームページ部門
最優秀賞
特別養護老人ホーム くわのみ荘 (熊本県)
審査員コメント
平成16年度優秀賞施設。
スキップ可能なオープニングの動画は、とても印象的でほのぼのとさせる
情報は充実しており、イラストや写真をうまく使い施設の雰囲気が良く伝わってくる
優秀賞
特別養護老人ホーム いいたてホーム (福島県)
企画賞
特別養護老人ホーム 加茂川荘 (岡山県)
特別養護老人ホーム よねやまの里 (新潟県)
デザイン賞
社会福祉法人 福寿園 (愛知県)
特別養護老人ホーム むつみ苑 (広島県)
アイデア賞
特別養護老人ホーム きく (東京都)
総 評
社団法人シルバーサービス振興会 高橋 望
昨年度より新たに設けられた「ホームページ部門」に、今年度は総数57点の応募があった。一次審査で選出された10点の中から、最優秀賞1点、優秀賞1点、企画賞2点、デザイン賞2点、アイデア賞1点を決定した。審査員は、全国老施協広報委員会 矢野委員長、折腹副委員長、太田幹事、高橋の4名。 審査は「デザイン」、「内容」、「見やすさ」に加え、「操作のしやすさ」や「雰囲気の伝わりやすさ」、「わかりやすい表現の工夫」などの要素で選考、さらに一般投票の得票数も参考にしている。応募作品はどれもわかりやすくまとまっており、基本的な情報は不足のないものが集まっている。特に「情報を発信する」という製作者側の視点から「情報の読まれかた」という読み手の立場にたった画面作りに視点が移ってきたことは進化であり、ホームページが広報ツールの1つとして広く定着してきたことをうかがわせた。
最優秀賞には『くわのみ荘』(熊本県)が一致して選ばれた。一般投票でも最多票を獲得している。スキップ可能なオープニングの動画は、とても印象的でほのぼのとさせる。情報は充実しており、イラストや写真をうまく使い施設の雰囲気が良く伝わってくる。世代交流の場となるおもちゃ図書館「わいわい」は、もっとPRできる構成でも良いように感じた。一般投票では「見やすい、わかりやすい」とのコメントが多く寄せられた。
優秀賞は『いいたてホーム』(福島県)。シンプルな構成でわかりやすくまとまっており、フラッシュをうまく取り入れたハイセンスな仕上がりとなっている。ホームページ上で苦情解決体制を明示している点など、積極的に情報公開している姿勢も評価された。
企画賞の『加茂川荘』(岡山県)は、入所待機者順位やショートスティ空き状況が画面で確認できる。頻繁な更新作業が必要となる機能だが、利用者の欲しいと思う情報を提供しようとする姿勢が評価された。「贈り物」では利用者や職員の表情を見ることができ、生き生きとした毎日が伝わる。一部分に文字の読みづらい箇所があり、背景色との調整が必要。『よねやまの里』(新潟県)は、トップページに方言での挨拶があり温かい。「活動日記」は写真やコメントも多く、施設の活動の様子がよくわかる。入所申込書類やサービスマップがダウンロードでき綺麗な出力ができるなど、利用者への配慮も評価されている。一方、これらの操作は煩雑になりがちなので、今後PDFファイルの活用なども検討されたい。
デザイン賞には『むつみ苑』(広島県)。写真が効果的に使用され、動きのある画面構成は表現豊かで目を惹いた。画面上の動きは今後、例えば「いきがいだより」のなかで介護予防の方法を連続的に見せるといった場合などでも活用できるだろう。もう1つの『福寿園』(愛知県)は、文字級数と背景色をワンクリックで変更できる点が高く評価された。技術的な問題だが、拡大できない文字があるのは残念。音声読み上げソフトへの対応も意識されており、多くの人に見て欲しいという想いが伝わる。
アイデア賞は『きく』(東京都)。料理レシピの紹介にあわせて、管理栄養士に問い合わせできる点が評価されている。「表示画面を大きくする方法」を示すなど、見る人への配慮があって良い。「ボランティア活動のご紹介」では小学生向けの「しおり」が閲覧できる。
ホームページは「更新の速度、回数」「情報の相互性(2WAY)」という点で広報紙とは異なる特性を持つ。例えば掲示板の活用によって幅広い世代と意見を交換したり、タイムリーなイベント告知によって地域住民との交流を図ったり、その機能を充分に活用して様々な可能性を引き出していきたい。ホームページの製作技術は日進月歩だが、「綺麗な画面作り」に注力するだけでなく、常に読み手を意識し「利用しやすさ(アクセシビリティ)」と「使いやすさ(ユーザビリティ)」に配慮したホームページに挑戦していって欲しい。
こうしたホームページは今後、施設と地域とを結ぶ重要な役割を担っていくことが期待される。